風俗店スタッフの面接について担当者に聞いてみた

学歴・年齢不問など、求人の条件が比較的ゆるい風俗業界。
門戸が開かれているとは言え、やはり客商売・サービス業ですので面接が行われます。
どんな流れで行われるのか、どんなことを聞かれるのか、注意点はあるのか、など面接に関して気になることはたくさんありますよね。
その解決に一役買ってくれるのが大阪の有名風俗店である「リッチドールグループ」の担当者さん。
面接について色々と聞いてきましたので紹介します。
その他、男ワークが独自にまとめた風俗店の面接に受かる人と落ちる人の特徴をまとめています。
こちらも参考に。
最終更新日:
- リッチドールグループ採用担当の方に面接について聞いてみた!
- リッチドールグループとは
- 採用担当者さん自身について
- リッチドールでの面接について
- 面接時のNG行動や過去の印象的な面接について
- 風俗店の仕事に興味がある方へ
- 風俗業界の面接に受かる人・落ちる人まとめ
- 応募編(電話)
- 応募編(メール)
- 面接編
- さいごに
リッチドールグループ採用担当の方に面接について聞いてみた!
風俗業界の男性スタッフの面接について詳しい事情を知りたい。
そう考えていた矢先、あのリッチドールグループの担当者さんに話を聞ける事に。
さっそくお店にお邪魔して面接に関する気になることを色々と聞いてきました。
- 担当者
- Mさん
- 役職
- 統括マネージャー
リッチドールグループとは
2019年現在、「リッチドールパート2 梅田店」「リッチドールフェミニン」「聖リッチ女学園」「リッチドールなんば店」「リッチドールスパ」の5店舗のファッションヘルスを運営している大阪を代表する風俗店グループです。



弱肉強食の風俗業界において創業30年以上の実績があり、数多くの男性たちに愛される人気のお店です。
男性スタッフとして働く職場と考えた場合でも実績・知名度・集客力は大きなメリットです。
安心して高収入を得られる環境が整っています。
採用担当者さん自身について
- ――ご自身が風俗業界で働くことになったきっかけは?
-
単純な理由です。
風俗業界で働く方の多くが求める「お金」です。
お金を稼ぎたかったから風俗業界に足を踏み入れました。 - ――採用担当になってどれくらいですか?
- 18年目になりました。
- ――採用担当になった経緯を教えてください
-
元々は別に面接担当者がいたのですが、私が店舗責任者になったタイミングで自ら引き受けることにしました。
スタッフの採用は店の売上に大きく関わることです。
その判断を人任せにしたくなかったのが最大の理由です。
責任者である私自身がスタッフの採用から担当することで、その後の店舗運営をスムーズに行えると考えたのです。
リッチドールでの面接について
- ――今まで何人くらいの方を面接してきましたか?
- 正確には覚えていませんが、少なくとも200人以上は面接していると思います。
- ――採用率はどれくらいですか?
- おおよそ80%前後です。
- ――面接時の服装を気にする応募者の方が結構多いのですが、どういったものが良いですか?
-
特に指定はありませんが、スーツがベストです。
スーツでない場合は最低限清潔感のある服装を選ぶと良いですね。 - ――履歴書や職務経歴書は必要ですか?
-
応募時にお伝えしますが履歴書は必須です。
履歴書内に職務経歴を記入していれば特にそれ以外の職務経歴書などは必要ありません。
もちろん、ご自身の過去の職歴をアピールしたい方はご持参下さい。 - ――面接時にはどんなことを聞きますか?
- 基本的なプロフィールの他、当店ではオリジナルの問診表がありますのでそちらに記入していただいています。
-
※問診表のイメージ画像。
風俗業界を選んだ理由や趣味に関することなど基本的な項目の他、約20個ほどの質問項目がある。 -
続いて、履歴書や問診表に基づいて詳しくお話を聞かせて頂きます。
このやり取りの中で応募者の方がどういった人なのか確認させて頂いています。
応募者の方それぞれで状況は異なりますので具体的なことは言えませんが、人間性のヒントのようなものや、正直に答えてくれる方か、信頼できる方か、などを見ています。 - ――スキルや経験などはどの程度重視していますか?
-
風俗業界での経験はあまり重要ではありません。
当グループでは未経験者の方の応募を歓迎していますので。
その代わり、サービス業、営業職などの職歴は入店後の仕事に通じるものがあるので重視しています。 - ――面接時に応募者のどの点に特に注目していますか?
-
面接時の服装の件でもお話しましたが、まずは清潔感があるかという点。
お客様に対しても、女性キャストに対しても重要な要素ですからこれは外せません。 -
その他、受け答えの様子から嘘や誇張などがないかどうかも注目しています。
私も長年面接を担当していますので嘘を見抜く力は自然と身についていると思います。
嘘をついてまで働きたい熱意は買いますが、一緒に働く仲間としてはどうしても信頼できませんので。 - ――リッチドールではどのような人材を求めていますか?また、風俗業界に向いているのはどんなタイプの方だとお考えですか?
-
求めているのは真面目で人として健全な方。
人と接する事が多い仕事なので最低限のコミュニケーションがとれる方ですね。 -
この仕事に向いているのは向上心がある方ですね。
お店や風俗業界全体をより良くするために好奇心や探究心を持って取り組める方ならどんどん出世して自身が望むような高収入を得られるでしょう。 -
その他では風俗が好きな方。
人生の3分の1を占めると言われている仕事ですから、どうせなら好きな業界で働いたほうが良いですよね。 -
※聖リッチ女学園で働く男性スタッフの仕事風景。
彼を面接し、採用したのはもちろんMさんだ。
面接時のNG行動や過去の印象的な面接について
- ――思わず「採用NG」を判断してしまう行動・言動などはありますか?
-
1、電話で横柄な話し方をする、
2、女性を軽視するような思考を持っている
3、不潔
以上の3つに関しては、適性なしと判断してその場で不採用とさせて頂く場合があります。 - ――過去の面接で印象に残っている人や出来事はありますか?
-
麦わら帽にラフな服装で面接にきた方がいました。
採用は厳しいなと思いつつ面接を進めていたのですが、話をしていくうちに意外と真面目で面白い方であることが分かってきました。
言葉では言い表せませんが「何か持っているもの」を感じ最終的に採用させて頂きました。
実際、仕事ができる方で短期間の内にマネージャーまで昇格していました。
我ながら、先見の明があったと思った出来事でした。
風俗店の仕事に興味がある方へ
- ――これから風俗業界の面接を受ける(かもしれない)方へのアドバイスはありますか?
-
我々が働く風俗業界は昔に比べてとてもクリーンな業界になりました。
以前に比べて応募者のレベルは上がり、採用担当者の目も少々厳しくなっています。
所詮風俗だから。。。という考えはNGです。
意外と見抜かれてしまいますよ。 -
一般の業界と同じように仕事をしていく上で辛いこともありますが、やりがいもあります。
前向きに頑張って経験を積めばどんどん給料アップもできますよ。 -
未だに風俗業界では仕事を辞められないと思っている方もいるようですがそんな事はありません。
その代わり、業務の引継ぎは行いたいので「飛ぶ(※1)」のはやめましょう(笑)
※1 周囲に無断・連絡もなしに辞めること。 - ――男ワークをご覧の方にお店のPRやメッセージをお願いします。
-
自分が遊びたいと思う店づくり、こんな店にしたい、など探究心がある方を求めています。
-
風俗店と聞いて、怖いイメージや警察が突然入って来てスタッフが逮捕されたり、
そんなイメージを持たれる方も多いかも知れません。
しかし、そんなイメージは、テレビやドラマで作り上げられたものです。
実際、当グループも含め真面目に法律を守って経営している風俗店がほとんどです。
さらにその中でも当グループは30年以上しっかり経営してきた実績のあるグループです。
-
当グループに入社する最大のメリットは、
一般企業と変わらない環境・待遇でありながら高収入を得られることです。
正社員の給与は30万スタート。 昇格審査は3ヵ月に1回です。
入社後も頑張り次第で短期昇格可能です。
入社3ヵ月目からお給料50万円超えの高収入も夢じゃありません。
あなたも高収入を稼いで夢を叶えませんか。
取材協力店の求人情報
今回お話を聞かせていただいたリッチドールグループではキタエリア・ミナミエリアで男性スタッフを募集中です。
興味がある方は下記のリンクより求人情報をチェックし、お気軽にお問合せ下さい。
風俗業界の面接に受かる人・落ちる人まとめ
応募から面接まで、面接に受かる人と落ちる人の特徴や行動についてまとめました。
風俗業界でこれから働こうかと考えている貴方、ぜひともチェックしておいてください。
応募編(電話)

- ◆受かる人の特徴
- ・開店直後を避けて電話し、求人応募・問合せの旨をしっかりと告げて簡潔に話をする。
- ◆落ちる人の特徴
- ・自分の都合のいい時間に電話をする。
- ・問い合わせることをまとめずだらだらと話をする。
電話応募のチェックポイント
- 1、電話連絡の際の時間
-
開店直後が忙しいのは一般業種と変わりません。
その他週末も忙しいことがあるので注意しましょう。
昼に営業している店舗ならば午後の方が比較的時間が空いていることが多いです。 - 2、要件をはっきり伝える
-
受付の電話番号がお客さん用の番号と同じという店舗も少なくありません。
始めにしっかり「○○見ました、求人募集の件でお電話させていただきました××です」などと要件を伝えましょう。 - 3、はきはきと喋る
-
焦っていると自分でも気付かないうちに早口になっていることがあります。
いつもよりゆっくり目で話すように心がけましょう。
実際にお店で働くことになった場合、電話応対の仕事は常にあります。
あまりにも聞き取りにくい、相手の会話を聞き取れないようだとお店の担当者も採用後のことを不安に感じるでしょう。 - 4、手短に要件をすませる
-
長話は店側に迷惑がかかります。自分のプロフィールや希望職種など聞かれることがあるのであらかじめ準備しておきましょう。
確認しておきたいことがあるならこれも事前にメモなど用意してスムーズに面接の約束を取り付けましょう。 - 5、非通知による発信
-
電話番号を記録され、悪用されると考えて非通知で問い合わせる人がいます。
これは面接担当者の立場から考えるとかなり印象が悪くなります。
働きたいと思っている店に対して、最初から疑っている印象を与えるからです。
強制することはありませんが、なるべく番号は通知した方が望ましいです。
悪用して得られるメリットは悪用がばれて営業停止になるデメリットに比べればほんのわずかなのです。
応募編(メール)

- ◆受かる人の特徴
- ・面接担当者が確認しておきたいであろうこと(資格、勤務経験)をあらかじめ記載している。
- ・あいさつ文や自己紹介も書かれている。
- ◆落ちる人の特徴
- ・友人に送るメールのような文面。
- ・絵文字を使用したり要件を一言だけしか書かない。
- ・PCからのメールを受信しない設定になっている。
メール応募のチェックポイント
- 1、自己紹介をしっかり書く
-
電話とは違ってやり取りに時間がかかるのがメール。なのであらかじめお店の担当者が確認したいであろうことは記載しておきましょう。
年齢・経験の有無・希望職種・もっている資格、確認したいことなど。
これを書いているだけで無駄なメールのやり取りが省けます。 - 2、メールの文面
-
お店の担当者は友達ではありません、なんの前置きも無く質問文が一言だけ、絵文字を多用などのメールを受け取ったらどう感じるか想像してみましょう。
担当者によってはこの段階で不採用を決めることもあります。
一般業種の会社へ面接のお願いをする気持ちで文面も書きましょう。 - 3、受信設定をチェック
-
お店側が必ずしも応募受付のメールアドレスで返信するとは限りません。
携帯電話で受信して返信はPCなどもあります。
その場合も踏まえてPCからの受信制限などしている人は解除しておきましょう。
お店側・応募者側双方に不利益になってしまいます。 - 4、メールの返信が無い場合
-
メールが正常に送信されていないことが考えられます。
その場合は直接電話して見ましょう。
電話の際「○月○日の××時××分頃にメールさせていただきました」としっかり伝えましょう。
面接編

- ◆受かる人の特徴
- ・時間厳守で5分前には店に到着。
- ・必要書類を不備なく用意している。
- ・あるならば自己アピールができる資料も持参。
- ・面接の際は、面接官の目を見てはきはきと受け答えする。
- ・面接官の説明をしっかりと聞いて、メモなどを取る。
- ◆落ちる人の特徴
- ・場所を事前確認していないので道に迷い、面接時間に遅れる。
- ・持参するべき書類を忘れる。
- ・面接の際に話をマジメに聞かない、自分が働ける日時など重要なことを伝え忘れる。
面接時のチェックポイント
- 1、面接の場所・時間を確認しておく
-
遅刻は厳禁です、それだけで不採用になる可能性があるのは風俗業界でも変わりありません。
仕方なく遅れる場合は必ず電話で連絡しておきましょう。
場所の確認はHPや求人サイトに掲載されている地図情報を見るか、近場であれば一度近くまで行ってみるのも良いでしょう。 - 2、必要な書類を用意しておく
-
特にお店から指示の無かった場合は問題ありませんが履歴書など必要だといわれた書類を持参しないのはマイナスです。
履歴書の書き方のポイントはこちら
特に指示が無くとも自分のPCスキルなどをアピールしたい場合は資料を持参すると良いでしょう。
口頭で説明するよりも説得力が増して、採用確立がアップします。 - 3、服装は指定が無い場合が多いがスーツが無難
-
面接時の服装はあまりこだわらないお店が多いですが必要以上に派手な服装やだらしない格好は止めましょう。
何を着ていけばいいのか事前に確認しておけばいいのですが、それが出来なかった場合はスーツで問題ありません。 - 4、面接担当の目を見て話す・聞く
-
風俗店の男性スタッフの仕事で多いのは受付スタッフの仕事です。
面接の際にその適性を見られているといっても過言ではありません。
相手の目を見て話ができない人はお客さんと対面した時にも同じようなことになってしまう可能性が高いと判断されます。
接客業においてそれは致命的です。
ずっと凝視する必要はありませんが「あなたの話を聞いている」「あなたに話しています」という意思を伝えるためにも心に留めておきましょう。 - 5、はきはきと喋る
-
電話での応募の際にも書きましたが喋り方に気をつけましょう。
特に出張型の風俗店ではお客との対応が電話のみになるので会話スキルは重要です。
受付の対応が良くないことが店の売上の減少につながるというのは過言ではありません。
その分、お店の担当者は良くチェックしています。 - 6、伝えるべきことはしっかり伝え、聞くべきことはしっかり聞く。
-
まず、自分の都合(シフト・出勤開始日・入寮の件など)はしっかり伝えましょう。
仕事を始めた後から働けない曜日・時間がある、などと告げられてもお店側は困るだけです。
逆にお店側に確認しておきたいことは聞いておきましょう。
確認しないまま働き始めて『話が違う!』などということにならないようにしましょう。 - 7、面接中の飲食・喫煙はNG
-
「そんなことする人がいるの?」と思ってくれる人が多いと安心なのですが、中にはいるのです。
持参した飲み物を合間に飲んだり、お店側の担当者に断りも無く煙草を吸う。
風俗業界の面接を甘く見ている人が不採用になったことは想像するまでもありません。
さいごに

実際のお店の方の話、採用率を左右する行動について取り上げましたが、何となく風俗業界の面接についてイメージできたのではないでしょうか。
注意すべき点は一般業界と大差ありません。
風俗業界も接客業・サービス業の一種なのでその適性を応募の段階からチェックされていると想定して行動しましょう。
そうすれば採用率はアップしますので、高収入を手に入れるまであと少しです。